自動車解体工場での廃車の解体

自動車解体工場での廃車の解体手順です。

自動車解体専門の工場では、流れ作業で迅速、正確に
解体処理をしていきます。


1、オイル類の抜き取り
オイルには、エンジンオイル、ミッションオイルなどがありますね。
また、LLC(冷却水)を抜き取ります。
これらの不要油脂類も適切に処理されなければなりません。
 
2、パーツ取り 

エンジン、ミッション、エアコン、バンパー、ドア、パネル、
足回り部品、タイヤ、など中古部品として使える必要なあらゆる
パーツを取り外します。

中古部品を使った車の故障、事故修理は安く上がるので、
中古部品の需要は高そうです。
最近は中古部品はコンピュータでデータ管理されて、
業者のネットワークなどで簡単に検索出来るように
なって来てますね。

3、エアバックの処理
エアバック装着車はエアバックを展開させます。
事故の際、瞬時に開くよう火薬が使われているのですね。

4、燃料の抜き取り
しっかり抜き取らないと火災事故になるおそれがあるので
大切です。

5、フロンガスの回収
最近はノンフロン化が進んでいますが、古い年式の車は
依然フロンが使われていますね。
確実に回収する必要があります。

6、プレス
最後に大型プレス機で1台分一気にプレスで平たくします。
潰された車が運ばれている場面を時々見るときがありますね。


自動車の廃車

自動車の廃車の手続きには、二種類の方法があります。

一時抹消登録
自動車を解体処理せずに置いておく場合、こちらの一時抹消登録をします。
自動車を再度利用できる手続き方法ですので、陸運局には、自動車の
データが残ります。再び自動車を使用するには一時抹消登録証明書が
必要となります。

永久抹消登録
自動車を解体処分する場合に選択する方法です。


廃車手続きに必要な書類

・車検証

・抹消登録申請書
一時抹消登録の場合、第3号様式の2、永久抹消登録の場合、
第3号様式の3が必要です。

・手数料納付書
一時抹消登録の場合、自動車検査登録印紙350円を貼付します。
永久抹消登録は無料です。

・リサイクル料金預託証明書
永久抹消登録の際必要です。

・ナンバープレート

・自動車税納税証明書

・自動車税自動車取得税申告書
廃車処理後に課税されないようにするため、申告します。

・印鑑証明書と印鑑

・銀行口座または郵便貯金の口座
重量税の還付金を受け取る為の口座です。



自動車リサイクル法(2)

自動車リサイクル

リサイクル料金
クルマの車種によって異なります。
車種毎にシュレッダーダストの発生量、フロン類の充てん量、
エアバッグ類の個数などから設定されています。

リサイクル料金の目安

軽・小型乗用車
エアバッグ類4個、エアコン有り 7千円〜1万6千円

普通乗用車
エアバッグ類4個、エアコン有り 1万円〜1万8千円

中・大型トラック
エアバッグ類2個、エアコン有り 1万円〜1万6千円

大型バス
エアバッグ類2個、エアコン有り 4万円〜6万5千円


リサイクル料金の支払い
リサイクル料金は、新車購入時に支払います。
既に自動車を持っている人は、最初の車検時までに支払います。
車検を受けずに廃車とする場合は、引取業者に引き渡すときに
支払います。

リサイクル料金を支払ってあるクルマを他の人に売る場合は、
次の所有者の方から、リサイクル料金相当額を受け取る権利があります。
リサイクル料金を支払うと、リサイクル券が発行されます。
リサイクル券は廃車にするまで、車検証とともに大切に保管
しましょう。

自動車リサイクル法(1)

地球環境問題がクローズアップされる中、自動車の廃車時のゴミや
自動車の不法投棄が長年問題とされていました。

自動車リサイクル法とは、自動車の廃車時のゴミを減らし、資源を
有効活用する循環型社会を作るために、自動車のリサイクルについて、
自動車の所有者、事業者、自動車メーカー、業者、の各役割を明確に
定めた法律の事です。

<自動車の所有者>
リサイクル料金の支払い、自治体に登録された引取業者への
廃車の引渡しをします。

<事業者>
引取業者
自動車の所有者から廃車を引き取り、フロン類回収業者あるいは
解体業者に引き渡しをします。

フロン類回収業者
フロン類を基準に従って適正に回収し、自動車メーカー、業者に引き渡
します。

解体業者
廃車を定められた基準に従って適切に解体、エアバッグ類の回収、
自動車メーカー、輸入業者に引渡し、を行う。

破砕業者
解体自動車の破砕(プレス、切断、粉砕)を基準に従って適正に行い、
シュレッダーダストを自動車メーカー・輸入業者へ引き渡す。


<自動車メーカー・輸入業者>
自ら製造または輸入した車が廃車された場合、発生する
シュレッダーダスト、エアバッグ類、フロン類を引き取り、
リサイクルを行います。

自動車解体業者

自動車解体業を行うには許可が必要です
また、5年毎に更新が必要となります。
 
自動車解体業の許可にあたっては、様々な要件があります。

使用済自動車を解体するまでの間保管するための施設
・外部からの進入防止及び保管区域の明確化のために、囲いを設置する
・床面を鉄筋コンクリートで築造する等廃油及び廃液の地下浸透の防止措置を講ずる。
・廃油が事業所から流出しないよう、ためます等及びこれに接続している排水溝を設けること

燃料抜取場
・床面を鉄筋コンクリートで築造する等廃油の地下浸透の防止措置を講ずる
・廃油が事業所から流出しないよう、ためます等及びこれにこれに接続している排水溝を設ける

解体作業場
・燃料以外の廃油及び廃液を回収できる装置を有すること
・床面を鉄筋コンクリートで築造する等廃油及び廃液の地下浸透の防止措置を講ずること
・廃油が事業所から流出しないよう、油水分離装置及びこれに接続する排水溝を設ける
・雨水等による廃油及び廃液の流出を防ぐため、屋根等床面に雨水がかからないような設備を設ける

取り外した部品を保管するための設備
・床面を鉄筋コンクリートで築造する等廃油及び廃液の地下浸透の防止措置を講ずること
・雨水等による廃油及び廃液の流出を防ぐため、屋根等部品に雨水がかからないような設備を設けること

解体自動車を保管するための施設について
・外部からの進入防止及び保管区域の明確化のために、囲いを設置する

能力要件、標準作業書の常備
・使用済自動車及び解体自動車の保管方法
・廃油及び廃液の回収、事業所からの流出の防止及び保管方法
・使用済自動車又は解体自動車の解体方法
(指定回収物品エアバッグ、鉛蓄電池等の回収の方法を含む。)
・油水分離装置及びためます等の管理方法
・解体自動車の解体に伴って生じる廃棄物の処理方法
・解体自動車から分離した物品、材料等の保管方法
・解体自動車の運搬方法
・施設の保守点検の方法
・火災予防上の措置

 
自動車解体業者の義務

・エアバッグ類を回収して自動車製造業者等に引き渡す。
引取った時は電子マニフェストで引取り報告をする。
・再資源化基準に基づいて適切に解体する。
・未作動エアバッグ類について取外回収、車上作動処理を行う
・廃車は適切に解体して、他の解体業者、破砕業者、解体自動車利用者、
 へ引き渡す。
・電子マニフェスト制度を利用して報告する。

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